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慢性腰痛

腰痛は日本人に多くみられます。自覚症状として男性では症状の1位、女性では2位で訴えています。
良くならず3ヶ月以上続く腰痛を、慢性腰痛といいます。
日本国民の4人に1人は腰痛に苦しんでいると言われており、その腰痛持ちの人たちの半数が慢性腰痛なのです。

1.腰痛の症状

こんな症状でお困りではありませんか?

  • 気をつけているけど腰痛が取れない
  • 重い物を持たないようにしているけど腰が痛い
  • 仰向けで寝ると腰が反って痛いので横向きで寝る
  • 長時間立っていると腰が痛い
  • 湿布を貼るけど良くならない
  • 腰の痛みが不安でコルセットを装着しているが怖くて外せない

私も腰痛持ちで悩んだ人の一人としてそのお気持ちはよーーく分かります。

痛みが取れないことでこんなこと思ったりしませんか?

  • 歳だから仕方ない
  • 病院でヘルニア、狭窄症と言われたから仕方ない
  • 脊椎分離症、すべり症と言われたから仕方ない
  • 身体が硬いから仕方ない

これらは世界中で研究されており、その結果、腰痛との直接的関係性がみられないケースも多く報告されています。
痛みのない健常者でも、MRIなどの画像検査を行うと多くの方から椎間板ヘルニアやすべり症、分離症の症状がみられるのです。
(※ヘルニア、すべり症、脊椎分離症、狭窄症などを診断された方は、事前にお問合せください。)

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2.腰痛が慢性化する理由

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ではなぜ慢性腰痛となり長引くのでしょうか?

人は痛みを感じると無意識のうちに力が入ります。

考えてみてください。

痛い動作をしない、痛い場所を守る姿勢。

腰は使われますでしょうか?腰を使わない&固めることを繰り返すことは容易に想像できます。
腰を守る動作や姿勢が続くと脳が錯覚を起こし、痛みを作り出す(再現させる、実現させる)ことをしてしまうのです。

まさか!と思うかも知れません。
家が軽度(傾斜3度くらい)傾いているところで長年住まれた方を平坦な普通の家に立たせるとバランスを取れず倒れてしまいます。長年の傾きが平衡感覚を狂わせてしまったのです。傾いていた生活が正しいモノとして脳の情報が書き換えられてしまった(慣れにより常識が変わった)からです。

3.当院での施術

【 当院では 】
ぎっくり腰、慢性腰痛、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症になったからと言って、腰痛になるのは仕方ないと諦めずにお気軽にご相談ください。
硬くなった筋肉をほぐし、腰痛に効果的な体操や姿勢などをアドバイスします。
意外と腰痛の原因は分かるとシンプルです。一番大事なのはご自分の意識です。今現在激痛でなければ、怖がることなく無理のない範囲で動かしてください。
腰のことを何とかしたいと意識し続けるだけでも腰の筋肉は固まります。脳が意識し続けるので腰を守る動作を取るためです。
でも、人間なのでなかなか難しい、簡単ではないことは分かります。どうすれば良いか、どのように変えるすべきか、当院で手助けします。
少しでも良い変化に向けた意識を持ち、行動をすれば身体も心も変わってきます。
同じ経験したからこそ自信をもって言えます。

注意事項

下記のような腰痛をお持ちの方は重大な病気ではないことを確かめるために、整形外科を受診して、画像検査と血液検査を受けてください。異常がないことを確かめてからのご来院をお勧め致します。

メモ

  • 発症年齢が50歳以上
  • 徐々にひどい痛みを感じるようになった
  • ひどい怪我をしてから腰が痛い(高所からの転落、交通事故など)
  • 絶え間ない痛みが徐々に強くなっている(夜間痛、楽な姿勢や動作がない)
  • がんになったことがある
  • 全体的にからだの調子が悪い
  • 原因不明の体重減少がある
  • 胸が痛い
  • 糖尿病がある
  • 腰の手術を受けたことがある
  • 尿道カテーテルの留置、静脈注射の濫用、HIVポジティブの方
  • 尿路感染症になったことがある(腎炎、膀胱炎、尿道炎)
  • ステロイド剤(副腎皮質ホルモン)や免疫抑制剤を使っている
  • 背骨を叩くと激痛がある
  • からだが変形している
  • 熱がある

下記のような症状が現れたときには緊急を要しますので一刻も早く脊椎外科医の診察を受けて下さい。

注意ポイント

  • 排尿困難、残尿感、尿失禁
  • 便失禁
  • 肛門や会陰部の感覚がない
  • 外陰部のほてり、灼熱感(女性の場合)
  • 歩行時に陰茎の勃起がある

腰痛ガイドブック(春秋社 長谷川淳史先生 著)より

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