頭痛の女性

頭痛・片頭痛

頭痛が起きるパターンとしては、病気の時とそうでない時に区別できます。

風邪を引いた時や感染症による発熱、高血圧症、緑内障などの眼科疾患、副鼻腔炎などの耳鼻科疾患など、なんらかの病気の際に、その病気の一症状として現れることが多いですが、慢性頭痛の場合は原因となる病気が特に見当たらないのに現れるものもあります。

新型コロナにより在宅勤務が増えている分、自宅でのパソコン作業で頭が痛いと辛い症状でお悩みの方が多くなりました。
オフィスと違い、仕事環境が整えていない自宅でノートパソコンの使用はかなりカラダに疲れをもたらします。

1.慢性頭痛

頭痛の約90%を占めるのが慢性頭痛です。
慢性頭痛は、主に頭蓋骨の外側の組織に原因があっておこるもので、比較的安心できる頭痛です。

(1)慢性頭痛の種類

    • 緊張性頭痛(筋収縮性頭痛)
    • 片頭痛
    • 混合性頭痛
    • 群発頭痛
    デスクワークで頭が痛い

各種類別の症状をみてみましょう。

① 緊張性頭痛(筋収縮性頭痛)

全頭痛の8割以上を占める頭痛で、長時間のデスクワークやストレスにより、首や肩まわり・頭部の筋肉が緊張して起こります。
筋肉の緊張によるトリガーポイントの形成、血行不良が原因です。

主に、「頭部を締め付けられるような痛み」、「重だるい感じ」などと表現される痛みが特徴です。
軽いめまいを伴ったり、首や肩を温めると痛みが落ち着いたりすることもあります。

    • 睡眠不足や不規則な生活リズム
    • 目の疲れ、長時間のPC作業
    • 猫背など、仕事中の姿勢
    • ストレスの多い生活環境
    • 噛み締めグセ

など、現代の生活環境では緊張性頭痛を引き起こしやすい要因が多く存在しています。

② 片頭痛

緊張性頭痛の次に多い頭痛で、実は、はっきりとした原因はまだ解明されていません。
頭蓋骨内の血管が拡張して痛みを出しているのではないかと考えられています。
また、ストレスや疲労のほか、女性に多いことから、女性ホルモンの影響もあるのではないか、とも見られています。

主にズキズキ、ドクドクとした脈打つような拍動性の痛みが特徴で、体を動かすと痛みが増すことがあります。
音や光に敏感になったり吐き気などを伴うことがあり、一部の方は頭痛の前兆として視界に光がちらつくこともあります。

また、片頭痛は食べ物によっても引き起こされることがあります。

  • チョコレート
  • お酒(特に赤ワイン)
  • チーズなどの発酵食品
  • ハム、ソーセージ
  • ダイエット甘味料(アスパラギン酸など)、うま味調味料(グルタミン酸など)

 

チョコレートとワイン

これらの食品を控えると症状が治まることがあります。

「自分は片頭痛だ」と思われていても、殆どの方は緊張性頭痛の場合が多いです。
緊張性頭痛や片頭痛では、痛みは一時的であり、痛みが治まったのちには症状は残りません。

③ 混合性

緊張性頭痛と片頭痛の両方を起こす方がいます。
上記の症状で、どちらも当てはまるという方はこのタイプの可能性があります。
締め付けられるような痛みなのか、ズキズキとした拍動性の痛みなのか(緊張性と片頭痛のどちらが強いのか)によって対処の仕方も変わってきます。

④ 群発頭痛

ごく少数ですが、まれに群発頭痛という頭痛をお持ちの方がいらっしゃいます。

男性に多く見られ、「目をえぐられるような痛み」とか、「頭が割れるような痛み」と表現されるほどの激痛が片側だけに現れるのが特徴です。
また、この頭痛は周期的に現れるのも特徴で、一度症状が出ると1~2ヶ月間、ほぼ毎日のように決まった時間に頭痛が現れるようになります。

痛みのメカニズムはまだ明らかになっていませんが、脳の視床下部の機能異常やアルコールが関係しているのでは。と考えられています。

2.危険な頭痛 ※病院で検査を受けるべき

注意ポイント

  • いままで経験したことの無いような激痛
  • 後頭部を殴られたような急激な痛み
  • 激しいめまいや吐き気を伴う頭痛
  • 頭痛が起きてから舌がうまく回らない
  • 事故などで頭部をぶつけたり、激しく揺さぶられてから頭が痛くなった
  • 治まるどころかどんどん痛みが増していく頭痛

これらは早急に病院で検査を受けるべき頭痛です。
一般に、前頭部だけが痛む場合は頭蓋骨の外側の組織に原因があることが多いですが、脳の中に原因があって、そうと脊髄を包む髄膜(硬膜、クモ膜、軟膜の3層で構成)が刺激された場合には、痛みが後頭部に現れることが多いです。

ただの頭痛とは違い、くも膜下出血や脳腫瘍、脳梗塞など、命に関わる病気からくる頭痛のため、すぐに総合病院などを受診してください。

3.当院での施術

【 当院では 】
緊張性頭痛と混合型の頭痛に対する施術を行っております。
片頭痛は明確な原因が未だにはっきりとしていないため上記2つの頭痛に比べると解消されにくいのですが、原因ではないかとされるストレスや疲労が軽減され、ホルモンバランスも良くなる事で頭痛が解消されることがあります。
施術としては、

ポイント

①こり固まった筋肉の調整
②動きの悪くなった関節の調整
③頭痛の原因となるような生活習慣の見直し


を行います。
痛みの原因を取り除かなければまたすぐに再発してしまいます。
当院では、痛みを繰り返さないための施術とアフターケアを提案致します。

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