疲れが取れず、しんどいカラダで病院に行ってみると自律神経が乱れていると言われましたか?
特に悪いことや怪我もしてないのに、仕事や家事・育児などを頑張っているだけなのに、自律神経が乱れるってどういうこと?
自律神経について詳しく説明したいと思います。
目次
1.自律神経とは
皆さんもよく耳にすると思いますが、
自律神経とは、心臓と全身の血管、皮膚の立毛筋や汗腺、内臓器官にふくまれる腺組織や平滑筋などの活動を意志に関係なく調整する神経のことを言います。
体性神経系(運動・感覚神経)が外へ向かう体の反応を支配するのに対して、自律神経系は、体の内部環境をととのえる仕事を担当する役割となります。
2.自律神経系の働き
ほとんどのすべての器官は、交感神経と副交感神経の両方の支配を受けています。
心臓の働きをさかんにして、血管を収縮し、瞳孔をひらき胃腸の働きをおさえるのは、交感神経の緊張が高まり、その指令が優位になったことによります。
副交感神経の緊張が高まると、ちょうどこの反対のことが起こります。
この互いに逆方向に働く2つの神経系のバランスのとれた指令で身体の内部環境は、意思とは無関係に自動的に運営されます。
ただし、心の動揺や感情の動きは、その働きに影響を与えています。
3.自律神経が乱れる
交感神経と副交感神経を分かりやすく表現すると、
交感神経は身体が興奮している状態です。
- 仕事に集中している時
- 考えことをしている時
- スポーツをする時
- 喧嘩をしている時
- ストレスなどでイライラしている時 など…。
その反対の副交感神経は身体がリラックスるしている状態です。
- 寝ている時
- 瞑想をしている時
- スローテンポの音楽を聴いている時 など…。
自律神経が乱れるということは、切り替えが上手くできない状態のことを言います。
社会人になってから運動不足になっていませんか?
お仕事や子育てなどに追われていませんか?
ストレスから中々解放できないですか?
学生の時まではサークルや部活、習い事などで身体を活発に動かしていたものの、社会人になると省エネな動きになりがちです。
如何にして一日を省エネで過ごして身体が疲れないように気をつけようと。。。
そうすると身体の自律神経のコントロールはメリハリがなくなるので上手くリラックスできなくなります。
その結果、長時間寝てもスッキリしない、頭が重い、疲れるなどの状態から抜け出せず乱れます。
10代の学生の中には”朝、起きられない”、”学校に行くのが億劫…”という人も多いです。
やる気もでないですね。
4.定期的な運動がベスト!
自律神経のバランスを整える良い方法は2つあると考えております。
- 定期的な運動
- 整体などに定期的に通う
お薬に頼るより、上記の方法がベストと考えられます。
汗がでるくらいの全身運動、1時間程度を週2~3回行うと自律神経は整えていきます。時間が取れなくて難しいこともありますが、これをしっかり行うと学生の頃のように体調がよくなります。
運動の後はストレッチをすることもお忘れなく!
運動の種類は誰かに進められてやるものより、ご自身が続けられる楽しいものを見つけることが良いでしょう。
いきなり激しくやるのではなく、ゆっくりご自身のペースでやってください。
そうすると、そのうち出来ることが増えていきます。
運動のレベルが上がると、満足感と身体の変化も感じるようになるので気持ちもあがるようになり明るくなると思います。
中々、運動する余裕がない、または運動が苦手というかたはお身体のメンテナンスを定期的に受けることをお勧めします。
5.まとめ
お仕事や家事、育児などに追われ頑張ることも大事ですが、ご自分の身体にも時々向き合ってください。
他人には”休んだようがいいよ”、”病院に行って”など言いますが、自分のことは後回しがちです。
辛くなりすぎて気が付けば、体はボロボロになっていることもよくあります。
ご自分の身体を良い状態で保てることは、仕事や家事・プライベートなど周りへの良い影響を与えます。
そろそろ見直す時期かも知れません。