人は体を動かすと筋肉痛になることがあります。
現状の運動量を超える場合、遅れて筋肉痛がきます。
その筋肉痛を好んでいる方もいれば、辛いのでイヤだと思う方もいます。
運動翌日に筋肉痛がしっかりくると、前日の運動がちゃんとできたと満足するぞ~
筋肉痛がくると動きたくなくなるので、動かしたくない。
筋肉痛のメカニズム
筋肉痛のメカニズムは、筋肉の収縮中に発生する微小な損傷によるものとされています。
これは、筋肉が過負荷になった場合に起こります。
例えば、新しい運動や運動強度の増加など、通常の運動パターンに対して負荷が増えた場合に筋肉痛が生じることがあります。
筋肉の収縮中に、筋肉内の繊維が伸びたり縮んだりすることで、筋肉組織に微小な損傷が生じます。
これにより、筋肉組織内に炎症反応が起こり、痛みや腫れが生じます。
また、筋肉の収縮中には、筋肉内の酸素供給が不十分になることもあります。
これにより、乳酸などの代謝産物が蓄積し、筋肉痛を引き起こすことがあります。
一般的には、筋肉痛は収縮後24~48時間以内に発生しますが、重症の場合は数日から1週間以上続くことがあります。
筋肉痛は通常、休息やストレッチング、マッサージなどによって軽減されます。
また、筋肉を徐々に慣らしていくことで、筋肉痛を予防することもできます。
筋肉痛は体に悪いことなのか?
筋肉痛自体は、健康な人にとって深刻な問題ではありません。
実際、筋肉痛は、運動によって筋肉を強化し、より強力にする過程の一部であることがあります。
しかしながら、筋肉痛が強烈で長引く場合、例えば筋肉を過度に使った場合や、過度の運動によって筋肉痛が引き起こされた場合は、問題が発生する可能性があります。
重度の筋肉痛は、筋肉疲労や損傷、炎症、神経障害などを示唆する可能性があります。
また、筋肉痛が重度である場合、それが慢性化し、日常生活に支障をきたすこともあります。
さらに、筋肉痛が適切な治療を受けない場合、重大な合併症を引き起こす可能性もあります。
たとえば、筋肉痛が激しく、休養や運動を制限する必要がある場合、運動不足による体力低下、代謝異常、不安、うつ病などの精神的な問題が発生する可能性があります。
つまり、筋肉痛自体は、通常は健康に影響を及ぼすことはありませんが、痛みが強く長引く場合や、他の症状とともに現れる場合には、専門家に相談することをお勧めします。
また、運動不足や運動による怪我を避けるために、適切な量の運動を継続的に行い、身体を健康的に保つことが大切です。
高齢の方にはよくない?
年齢によって、ほどよい筋肉痛が身体に良い影響を与える場合があります。
特に、中高年の方は、筋肉量や筋力が減少することが多く、筋肉を強化するためには適度な運動が必要です。
このような場合、ほどよい筋肉痛は、運動によって筋肉を刺激することができ、筋肉の成長や強化に役立つことがあります。
運動によって筋肉痛が起こると、筋肉を構成する繊維が微小な損傷を受けることになります。
この損傷により、筋肉内での代謝活動が活発化し、筋肉の成長や強化につながるとされています。
ただし、過剰な運動や無理なトレーニングによって筋肉痛が長引いたり、運動不足の身体が急に激しい運動を始めた場合、重度の筋肉痛が発生し、身体に悪影響を与える可能性があります。
そのため、運動を行う際には、自分に合った程度の強度や量に配慮し、身体への負担を避けることが重要です。
80歳を超えた方でも運動をすれば筋肉は強くなると言われています。
まとめ
総じて、ほどよい筋肉痛は、運動によって筋肉を刺激し、強化するためには良い反応として捉えることができますが、適度な範囲内で行うことが重要です。
運動を始める際には、無理をせず少しずつやり続けることが大切です。
年齢の多少に関わらず上記で述べたことは共通で起きることです。
運動量が少なかった方は最初、筋肉痛がきます。
今までと違う運動や動きをすると筋肉痛がきます。
筋肉痛は、悪いことではなく身体が強くなろうとすることですので、続けてみてください。
動けるカラダは生活の質を楽しくしてくれますよ~。